友達のこと

今日は地元の友達の卒展に行ってきた。
彼女はとある大学の写真学科に通っていて、この春卒業を迎える。

小学校の時の友達がこうして一個人として自分の才能を磨き発表するということに単純に素晴らしいと思う。

とにかくやりたいことをルールを決めずにやる!というコンセプトで作品を作ったらしい。

いきなり手前味噌な話で申し訳ないが、
小学生の頃、僕はどちらかというとやんちゃなタイプではなかったと思う。

友達も少なくなかったし、それなりにうるさい方ではあったと思うのだけど、いかんせん塾に行っていたということもあって放課後に遊んだりしたという記憶が、特に高学年ともなると無いに等しい。
それはそれなりに楽しかったが。


そんな小学校の時、彼女は多少自分を殺してでも周りの潤滑油のような役割を果たしていた。
今にして思えば同じクラスでありながらそういった役割を知らず知らずのうちに押し付けてしまっていたと思う。

僕は受験に対してしたいともしたくないとも思わなかったのだけれど、彼女はとにかく地元の学校に行きたくなかったそうだ。

そして晴れて中学に合格し、中高は楽しかったと言っていた。
それを聞いた時すごく嬉しかった。

人は誰しもが多かれ少なかれ辛い過去があるのだと思う。

かくいう僕もそうだ。

いじめられていた時期も多くはないにせよあったし、心が弱る時も無いわけじゃない。今だってある。
心から笑顔になれないこともある。

だからこそ、彼女の今日の展示は染みた。
というか、今になって染みてくる。


つくづく夜には人間を感傷的にさせる精霊でもいるんじゃないかと思う。笑


もう寝ます!またね!