寝台列車(前)

自分のところに行く途中、いくつものブース(ここなんて言うんだろう。なんだっけ、ハリーポッターでも出てきたんだけど。)を見ながら通った。
どこも人で一杯で、中には6人全て入っている、といったところもあった。
まぁそんなもんだよなと思いながら自分のところまでいくと、すでに先客が2人いた。
韓国人の女の子達で、あまりうるさい人たちと一緒にならないでラッキー!と思ったは良いものの、自分のところに荷物が置かれていた。
そこは自分だと言ったら番号を尋ねられ、番号を言うと同じだと言うので確認したら、確かに同じ番号なのだけど、"号車"が違っていた。
自分は417号車の76番で、相手は413号車の75番だった。
(全部ちげーじゃねぇか笑)

「ごめんなさい」と「大丈夫」が交差する気まずい雰囲気の中、彼女達は去って行き、俺は少しがっかりしつつ安心した。

ふと自分のブース(6人用)を見ると、水や毛布などの備品が1人分しかないことに気がついた。
これはひょっとしてひょっとするぞ?
もしかしたらここは自分1人だけなのかもしれない。
だとしたら相当快適な旅路になるー

本当にありがたい。
7月早々、自分の運の良さを感じている。(6月の終わりも失くしたパーカーを取り戻すことが出来た。もっともこれはホテルの方が預かっていてくれたお陰だけど。)

味を占めることも無いと言うか、別に今後寝台に乗る予定も無いので、その分今回のこの寝台旅行を存分に満喫しようと思う。

チケットを預かられた。明日の朝返ってくるのかな?確か。
まぁ、10時にもう一回にいちゃんが来るらしいからそん時聞こう。


10時を回って、寝る準備に入ろうと上のベッドに登った。
登って気づいた。
天井が超低い。

あと、背もたれの部分、ひょっとしてここがベッドになるのか?
つまり3層になるのか?

これ6人ならなかなかしんどいぞ。

4人が良いとこだろ。

俺は1人だから「面白い体験出来てるわー。」で済むけど、きつい人はきついよ、これ。
特にこっちの人は太ってる人多いし。

いやでも面白いね。うん。


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ここから14時間かけてイタリアのミラノまで行きました。


読んでくれてありがとう!